BTOパソコンの耐久性は劣っている?
BTOパソコンの耐久性
最近ではすっかり一般的となったBTOパソコンですが、既製品と比べて耐久性は問題ないのかが気になるところです。
この点、結論から先に言うと、その心配はほぼありません。というのは、パソコンは1つ1つの部品を組み合わせて製造されているのですが、既製品とBTOパソコンとで使われている部品は同じものが多いからです。
あとは、それらの部品を清潔な環境下で組み立てていくだけです。よほど製造工程に問題のある企業でない限り、BTOパソコンだからといって壊れやすいということにはなりません。
部品を買ってきさえすれば、素人でも簡単に組み立てられるかというと、そうとも言えません。取り扱いや設定などについてそれなりに技術的な知識が求められるためです。素人が自分で組み立てたパソコンよりも、BTOパソコンの方が耐久性は優れている場合が多いと言えます。
だからといって、まったくの安心をしていい訳ではありません。ごく稀にですが、製造段階でのミスで耐久性が落ちているものも存在します。
耐久性が落ちた事例
私が知っている例では、耐久性が落ちたものがありました。
CPUにヒートシンクを取り付ける際、熱伝導を良くするためにグリスを塗ります。そのグリスに異物が混入していたのです。その為、熱の排出がうまくなされず故障してしまったのです。原因を調べるうちに製造段階でのミスが分かりました。
ただ、使用していた方は購入時からファンの音に異常を感じていたそうです。このような事例から、BTOパソコンでも購入時にしっかりと動作をチェックすることが大事だと言えます。
耐久性を高めるためにできること
耐久性を重視するのであれば、既製品・BOT・自作を問わず、このような動作チェックを行うことが必要です。
また、耐久性を下げる原因の一番多いものがホコリです。ファン周りにホコリがたまり、熱をうまく排出できなくなるのです。パソコンの故障の大半は熱がらみと言われています。
耐久性を下げる原因はパソコンの仕様よりも、環境によるものの方が多いと言えます。
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